本日発表された新たなレポートによると、2021年モデルのiPhoneディスプレイは、より省電力な技術の採用により、iPhone 12よりも消費電力が10～20%削減される可能性があるとのことです。来年のiPhoneには、何らかの常時表示ディスプレイが搭載される可能性も示唆されています。
報道によると、LGは来年のiPhone向けに、LPTOと呼ばれる技術を用いた新型OLEDパネルの開発を準備しているという。この技術は現在Apple Watch Series 5に搭載されており、常時表示ディスプレイの秘密の一つとなっている。
TheElec は、低温多結晶シリコン (LTPS) から低温多結晶酸化物 (LTPO) への小さな変化について報告しています。
LGディスプレイは、アップル専用の有機発光ダイオード（OLED）パネル工場の生産ラインを拡大する予定だとTheElecが報じた。[…] LGディスプレイは、低温多結晶酸化物（LPTO）薄膜トランジスタ（TFT）装置を導入する計画だ[…]
Appleは、来年発売される上位モデルのiPhoneにLTPO TFTを採用する計画です。これまでは低温多結晶シリコン（LTPS）TFTプロセスを採用していましたが、酸化物TFTプロセスが追加され、LPTO TFTとなります。
LGディスプレイは、この拡張計画についてAppleから事前承認を得ている可能性が高い。生産権をLTPSからLTPOへ移行するには、Appleの審査が必要となる。工場ラインに導入されるLTPO装置は、来年発売予定のiPhone向けOLEDパネル供給用であり、5月以降に導入される装置は2022年発売予定のiPhone向けパネル供給用となる可能性が高い。
報道によれば、Apple は来年発売予定の iPhone のうち 2 機種に LTPO スクリーンを採用する予定だという。
LTPSからLTPOへの切り替えによる消費電力削減効果については、5%から20%と様々な推定値がありますが、10%から20%の範囲というのが一般的な見解のようです。
iFixit は、Apple が Apple Watch Series 5 の LTPO 技術を常時表示ディスプレイの導入を可能にした要素の 1 つと評価したが、それが主な違いではなかった可能性が高いと指摘している。
私たち内部関係者にとって最大の疑問は、「LTPO」ディスプレイとは何か、そしてどのようにして常時表示の文字盤を実現するのか、ということです。[…]
AppleはイベントのApple Watchに関する部分で、LTPO技術が、使用されていない時にリフレッシュレートを下げてバッテリー寿命を延ばす理由だと示唆しました。しかし、真の違いを生み出すのは、イベント中に簡単に触れられ、ニュースリリースにも記載されていた他のコンポーネント、「超低消費電力ディスプレイドライバー、高効率電源管理集積回路、そして新しい環境光センサー」である可能性が高いでしょう。
そのため、来年のiPhoneに常時表示ディスプレイが搭載されるかどうかについては、あまり期待しない方が良いでしょう。例えば、AppleがLTPOディスプレイを初めて採用したのはApple Watch Series 4でしたが、常時表示ディスプレイには不十分でした。また、私たちのレビューでは、Series 5ではLTPOディスプレイがバッテリー寿命に影響を与えていることも判明しました。
Appleがディスプレイの電力効率向上を活用できる方法は他に2つある。1つ目はバッテリー駆動時間を延ばすこと。2つ目はバッテリーの厚みを減らすことでスマートフォンをスリム化すること。多くの人が前者を期待するだろうが、Appleがどちらのアプローチを取る可能性が高いかは明らかではない…
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